「リボルビング払い」通称リボ払いとは分割で支払っていく方法のことです。

通常の【分割払い】である１回の利用金額に対して分割回数を決める支払い方法とは異なり、毎月一定額を支払う方法となりますので支払計画が立てやすいことがメリットとしてあげられています。

リボ払いよる支払い方法は、カード会社によって方式が異なります。

毎月の支払残高によって支払う額が増減する「残高スライド方式」と、支払残高には関係なく決まった金額を毎月支払う「定額方式」があります。

リボ払いは便利な半面、継続的に利用してしまうと月々の支払い額が一定のため、残高がどんどん増えていきます。

残高と支払額に差が生じれば生じるほど利息に充てられる金額が多くなるので、元金がほとんど減らず返済の終わりが見えない事態に陥ってしまいます。

なぜそのようなことが起きるのかというと、毎月の支払いは利息から先に充当されるため、残高が増えれば増えるほど月々の支払額を増やさない限り、多くが利息に充てられてしまい、返済しているのに元金が減らないということになってしまうのです。 

リボ払いの利息は、法律の上限で定められている15％（年利）に設定されていることが多く、高金利と言えます。

計算式はこのようになります。

★残高×利息（年利15％）=1年間の利息÷12（ヶ月）

 

1回目の支払い：5000円（内625円が利息に充てられます）→残高：45,625円

2回目の支払い：5000円（内570円が利息に充てられます）→残高：41,195円

3回目の支払い：5000円（内515円が利息に充てられます）→残高：36,710円

4回目の支払い：5000円（内459円が利息に充てられます）→残高：32,169円

5回目の支払い：5000円（内402円が利息に充てられます）→残高：27,571円

6回目の支払い：5000円（内345円が利息に充てられます）→残高：22,916円

7回目の支払い：5000円（内286円が利息に充てられます）→残高：18,202円

8回目の支払い：5000円（内228円が利息に充てられます）→残高：13,430円

9回目の支払い：5000円（内167円が利息に充てられます）→残高：8,597円

10回目の支払い：5000円（内107円が利息に充てられます）→残高：3,704円

11回目の支払い：3750円（内46円が利息）→残高：0円

 

支払いにかかった期間：11ヶ月

支払った利息：3750円

この例はあくまでも5万円のみをリボ払いで支払ったケースですので、継続的にリボ払いを利用していると、あっという間に残高が増え、気がつくと100万円にまでなっていた！ということもあり得ます。

 

※残高が100万円の場合、毎月の利息は1万円を超えます。

 

そうなると、毎月の支払額を増やすか、繰り上げ返済でもしない限り残高はほとんど減らず支払いの期間がどんどん伸びていきます。

またリボ払いに頼った生活に慣れてしまうと、なかなか抜け出せなくなることが多いので、いつまでたっても返済が終わらないという悪循環を生み出し、終わりの見えない返済に不安を感じてくることもあるでしょう。

債務整理が可能な場合は、将来的にかかる利息をカットできるよう和解交渉を進めていきますので、先の見える返済計画が可能です。

お早めに債務整理の検討することをおすすめします。